苦痛の少ない内視鏡検査による胃や腸などの消化器疾患を検査、治療致します。
胃液が食道に逆流して炎症を起こしたものを逆流性食道炎と呼びます。胃には胃液が自らの胃を傷つけることから守る防御機構がありますが、食道にはないため食道炎が起きやすいと考えられています。
逆流性食道炎の代表的な症状は胸焼け、胃もたれ、胸やのどの不快感、げっぷ、酸っぱい液体の込み上げてくる感じです。内視鏡にて食道の粘膜のびらんや潰瘍、色調変化などを観察し診断します。
胃潰瘍は、ピロリ菌や非ステロイド性抗炎症薬、胃酸などによって、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられ、粘膜や組織の一部がなくなる病気です。
上腹部の痛みや胸やけ、膨満感などの症状が起こります。胃潰瘍の多くは、薬などで治すことができますので、早めにしっかりと治療することが大切です。
慢性胃炎の100%の原因はヘリコバクターピロリ菌の感染といわれています(胃炎とはヘリコバクターピロリ菌感染に起因する組織学的胃炎を意味する)。 ピロリ菌を除菌をすると慢性胃炎は確実に治ります。
胃がんは、胃の悪性新生物の95%を占める上皮性(粘膜由来)の悪性腫瘍で、日本では肺がんに次いで死亡率の高いがんです。
がんの深達度により早期がんと進行がんに分類されます。
胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。
大腸ポリープは大腸の粘膜にできたきのこ状やいぼ状の腫瘍の総称です。そのまま放置しておいても大丈夫な良性のものや、がん化する恐ろしいものなど、いくつかの種類がありますが、いずれも小さいうちは自覚症状がほとんどありません。
大腸ポリープは大腸全体にわたって発生しますが、特に発生しやすい箇所はS状結腸と直腸です。
大腸がんは、長さ約2mの大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、日本人ではS状結腸と直腸ががんのできやすいところです。
大腸粘膜の細胞から発生し、腺腫という良性腫瘍の一部ががん化して発生したものと正常粘膜から直接発生するものがあります。
初期には自覚症状がないが、進行すると血便、下痢、便秘、腹痛、貧血、便が細くなる、シコリ(腫瘤)などの症状が現れる。自覚症状のない早期癌の診断がたいせつで、検査方法としては(免疫学的)便潜血反応が広く用いられている。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。
症は通常、肛門に近い直腸から始まり、その後、その奥の結腸に向かって炎症が拡がっていくと考えられています。腸に起こる炎症のために、下痢や粘血便、発熱や体重減少などの症状があらわれます。
病状は、おさまったり、悪化したりを繰り返すことが多く、長期にわたって、この病気とつきあっていくこともあります。
大腸への血液の循環が悪くなり、必要な酸素や栄養分が供給されなくなるために、大腸粘膜が虚血となり炎症や潰瘍を生じる疾患です。
症状として突然の腹痛、下血がみられます。
もともと血管に動脈硬化があるところに便秘などが誘因となって発症するといわれており、高齢者に多いのですが、便秘のひどい若い女性にも時にみられます。
突然の激しい腹痛、下血、下痢で発症します。典型的には左下腹部の腹痛で、新鮮血の下血がみられます。
憩室とは、腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状にとびだしたもので、内視鏡でみると窪みのようになっています。
憩室の数はさまざまで、頻度は年齢とともに増加しますが、大腸検査を行うと10人に1人くらいの頻度で見つかります。
大腸憩室が複数存在する場合、「 大腸憩室症 」と呼びます。
多くは無症状ですが、時に下痢、軟便、便秘などの便通異常、腹部膨満感、腹痛などの腸運動異常に基づく症状、つまり「過敏性腸症候群」に似た症状が起こります。
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