大腸・肛門外科

大腸・肛門外科日帰り手術

当院ではいづれの場合でも日帰り処置が原則です。

日帰り手術の適応をしっかり判定し、緊急連絡ホットラインをお教えし、安全な日帰り手術を心掛けています。
鎮痛対策は内服で十分にコントロールできますが、PCAシステムにより、強い痛みにも対応しています。

痔の注射療法、手術療法

① 切らないイボ痔の治療法
（ALTA＝ジオン）

ジオン注射って

ジオンは、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を有効成分とする局所注射用配合剤です。
ジオン投与により、血流遮断による止血、痔核の縮小や無菌性炎症によって持続的な線維化による粘膜層、粘膜下層の筋層への癒着・固定を促進し、脱出と排便時の出血を消失させると考えられます。
現在、ジオン注射は、厚生労働省により「講習会を通じて手技を習得した医師」のみが使用を許可されていますので一部の施設のみで使用が可能な状態です。

② 切らないじろうの治療法（Seton法）

痔瘻は肛門内から皮膚にトンネルができる病気ですから、ここに医療用ゴムひもを通してゆっくり切る方法です。

③ 切るイボ痔の治療法

当院では切る場合でも半導体レーザーメスやソフトコアグラという特殊な電気メスで止血しながら‘じ'を切ります。切り取った後はゴムバンドを装着し術後の激しい出血を高率に抑えています。

④ 切る痔瘻の治療法

切開開放手術

半導体レーザーメスやソフトコアグラという特殊な電気メスを用いで痔瘻のトンネルを切り開きます。

⑤ 切る裂肛の治療法

切れ痔をくりかえし、硬くなった部分を切り開き、外側の柔らかい皮膚を寄せて縫い合わせます。